utopiapartment

about something too important to be taken seriously

Entries from 2013-01-01 to 1 year

ヴェルディガラ

Gianandrea Noseda direttore Barbara Frittoli soprano Leonora, dama di compagnia della principessa d’Aragona Aida, schiava etiope Marianne Cornetti contralto Lady Macbeth, moglie di Macbeth Azucena, zingara della Biscaglia Amneris, figlia d…

ヴェルディ「シモンボッカネグラ」★★★★★

街にこのポスターが出てからずーっとわくわく待っていた、 トリノ王立歌劇場2013/2014シーズンの幕開け!なんだかんだでシーズンオフもミラノ、ヴェローナ、東京、チューリッヒなどで見てたけど、いろんなとこに行ってもやっぱりわたしはレッジョがいちばん…

ワーナー・ビショフ写真展

世界的写真家たちのグループ、マグナムフォトに所属していたスイス人写真家ワーナービショフ。いまトリノの王宮にあるギャラリーではこのマグナムフォトに所属する写真家の展示が続いていて、ブレッソンとキャパの次がこのビショフの展示だった。すごく気に…

パッパーノ指揮 聖チェチーリア管弦楽団コンサート

MITO Settembre Musicaという音楽祭が9月にはあって、ミラノとトリノのいろんな場所でいろんなジャンルの音楽が聴ける。 その一貫でわたしたち夫婦の好きなROHの音楽監督サーアントニオパッパーノがミラノにコンサートに来ることを知ってチケットを取った。…

ヴェルディ「リゴレット」(東京)★★★★★

グスタボドゥダメル指揮、イタリアが誇る名バリトン、レオヌッチ主演。そして演目はレオヌッチの当たり役であるリゴレット。 見たい理由が三つも揃ってしまったら抗いきれない。日本に帰って観てきた。スカラ座来日公演。 まず、スカラ座オケがいまだかつて…

エジプト博物館

トリノの主要な観光名所のひとつ、エジプト博物館。 イタリアに来てまでなぜ…という感じで人によってはスルーしかねない微妙な立ち位置とはいえ、じつは世界でもエジプトのカイロ博物館に次ぐエジプト専門の博物館であり、所蔵量は大英博物館やルーブル美術…

スカラ座ヌレエフ版「白鳥の湖」★★★★★

チャイコフスキーの音楽も、ドラマチックな物語も、振り付けも、ほんとうにすべてがよく出来た作品! 小さい頃に発表会ではないバレエをはじめて観に行ったのもたしか白鳥で、くっきり脳裏にそのときの舞台が刻まれている。とくに王子にロットバルトが黒鳥の…

ベッリーニ「異国女(La straniera)」(チューリッヒ)★★★★★

スイスに行ったのは、一度は長い間名ソプラノとして世界に君臨しているエディタグルベローヴァの歌声を生の舞台で自分の耳で聴きたいなと思っていたから。彼女はもうすぐ70才になろうとしていて、2015年以降はスケジュールを入れておらずおそらく引退が近い…

週末スイス旅行

先々週の土日、スイスのチューリッヒに行ってきた! トリノからチューリッヒまではミラノで乗り換えて電車で約5時間。 スイスとイタリアはアルプス山脈で隔てられているので車窓から山が見える。もうすっかり雪が消えていた。道中はコモ湖などいくつか湖も通…

ドニゼッティ「愛の妙薬」★★★★☆

トリノ王立劇場の今シーズンをしめくくる最後の演目。 公演最終日に行ってきた。配役はこちら。(観たのはAキャストの方) 舞台を50年代あたりの田舎の村に設定した新プロダクション。背景のトーンは一律ベージュで抑えて橙色ぽい照明で南の強い太陽光を表現し…

ヴェルディ「アイーダ」(ヴェローナ)☆☆☆☆☆(星なし)

野外オペラ祭を観にヴェローナへ向かった。ヴェローナはロミオとジュリエットの街。 時間の関係であまり観光は出来なかったけれど駅を降りたらお花のいい香りがして、町中バラが植わっていて、中世時代の建築がたくさん残っていて可愛い街だった。観る予定の…

ロッシーニ「アルジェのイタリア女」★★★★☆

ロッシーニが21才という若さでしかもたった3週間ほどで作曲したというL'Italiana in Algeri。今回はトリノ王立劇場オリジナルの新プロダクション。舞台装置、衣装、背景、小道具、ほんとうにすばらしくこの劇場の株がぐんと上昇した。配役は以下の通り 初め…

ミュージカル「レミゼラブル」(ロンドン)★★★★★

レミゼラブル。 ロンドン旅行のしめくくりはこれ。 世界最長ロングラン記録の傑作ミュージカル。チケット買ったのが半年以上前だったのでどんな席かわすれてたけど、行ったら前から3列目真ん中。 オペラグラス持ってきたけどいらなそうな近さ。ていうかほん…

ロッシーニ「湖上の美人」★★☆☆☆

ロンドン旅行中に観た、ロッシーニ作曲「湖上の美人」。 ロッシーニものの中でもたぶんわりとマイナーな方に入る作品だと思うのだけど、当代の名テノール、一度は生で聴きたいフアンディエゴフローレス出演!!ロッシーニを得意とする名メゾソプラノ、ジョイ…

飛びまくる蝶々、レミゼラブル、それからお寿司

ロンドン二日目。今日は昼からミュージカル「レミゼラブル」を見に行く予定があるので、それまでに朝早くから行きたい場所があった。自然史博物館。今ここでは温室に100種以上の世界中から集めた蝶々を放し飼いの状態で見れる"Sensational butterflies"とい…

ミュージカル「チョコレート工場の秘密」(ロンドン)★★★★★

「ロンドン旅行のはじまり」(http://d.hatena.ne.jp/utopie/20130529/1369823049)でも書いたようにわたしにはこの物語に対して並々ならぬ愛があるので、まずはこれがミュージカルになる、というだけで胸いっぱいだった。 二本の映画を見て失望した過去がある…

英国式朝食とカレーうどん、そしてチョコレート工場

ロンドンの朝! 目が覚めたら猛烈におなかがすいていた。なぜなら前日一切の食事を摂っていないからである。昼は飛行機乗る前後だし夜はオペラに間に合うかの瀬戸際だったし、バタバタしすぎててご飯食べるのわすれてたのだ。水しか飲んでない。 前日ミラノ…

ロンドンへ出発…のはずが!

あまりに前から計画していたせいで、ロンドン旅行の日が近づく頃にはもうロンドンのことをほとんど忘れそうになっていた。忘れやすい性格なのである。前日になってそういえばと思いながらのんびり準備していたら、一緒に行くはずの夫からまさかの情報が入っ…

ロンドン旅行のはじまり

小学校の頃、ロアルドダールの「チョコレート工場の秘密」という本はいちばん好きな児童小説のひとつだった。初めタイトルから「人体のひみつ」とか「宇宙のひみつ」「自動車のひみつ」とか科学教育を目的とした類の本かと勘違いしていたのだけど(わたしの人…

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」★★★★☆

トリノ王立劇場でもうすぐ上演の「エフゲニー・オネーギン」のゲネプロに誘ってもらったので観に行ってきた。バンザイ!! この作品、チャイコフスキー大好きだし観たいとずっと思いながら見れてなかったやつ。今回も公演日程と旅行が重なってて行くのあきら…

ヴェルディ「ドンカルロ」★★★★★

レッジョ(トリノ王立劇場)が火事で焼け落ち、70年代に修復再開してから今年で40年。劇場の外装や展示、オープンデーなどでかなり盛大にお祝いがなされる中、40周年イベントのひとつとして上演された今回のドンカルロ。演出はデアナ、豪華出演陣、指揮は音…

プシュケーとアモーレ

街中でポスターを見て気になっていた「プシュケーとアモーレ」展、 こないだ買い物途中歩いてたら偶然前を通ったところが会場で、とくに急いでないし入っちゃえーとパッと入って見てきた。場所はPalazzo Baroloという17世紀に建てられたお城。 プシュケーと…

ヴェルディ「椿姫(La traviata)」★★★★☆

観てからだいぶ時間が経ってしまったけど、レッジョで椿姫(ラトラヴィアータ)を観てきた。今までレッジョ劇場で観た中で今回のがいちばんよかった![ わたしには小学生の頃、童話に出てくるお姫さまのお話の類と勘違いして椿姫を手にし、読んで激烈なショッ…

GAM(トリノモダンアート美術館)

今日はひと月に一度入場無料になる第一火曜日を利用してGAM(モダンアート美術館)へ。 普段は行かないエリアなので、途中の道もたのしかった。ちょっと桜っぽい木をみつけてひとときお花見っぽい気分になったり… 日本の桜は、ちゃんと見たのが最後いつだっ…

宝塚月組「ベルサイユのばら オスカルとアンドレ編」★★★☆☆

宝塚の「ベルサイユのばら」初体験。まず上がる前の幕がキラッキラで凄かった。ネオンちりばめた幕にキラキラの「ベルサイユのばら」文字。そして幕が上がるなり全力で畳み掛けるキラキラの応酬。まずは物語とかじゃない。次々大勢出てきて歌い踊るレビュー…

ヴェルディ 「ナブッコ」★★★★★+

イタリアではとくに愛される演目のひとつナブッコ、なおかつ今回はイタリアの誇る名バリトンレオヌッチ出演。いつもより高値設定だったけど頑張って予約した。案の定、客層がいつものスカラ座とは大違いで、イタリア人の年配の観客でぎっしり、普段より高い…

きれいなものを見る

私の好きな映画「ワンダーランド駅で」という作品の中に「日に一度、なにかうつくしいものを見つめるのは大切なことだとおもう」というようなセリフがあって、初めて観たときからずっと心に残っている。ちょうどいま習っているイタリア語の授業中に「bello(b…

シルクデュソレイユ 「アレグリア」★★★★★

(アレグリア予告ビデオ http://youtu.be/fllDB3FK7pI)トリノにシルクデュソレイユが来た。 会場はパラオリンピコ。トリノオリンピックの会場の一つ。ここは初めて来たのだけど今もオリンピックのムードが残っていて気分上がった。今回のアレグリアは数あるシ…

サシャヴァルツ振付「ロミオとジュリエット」★★★★☆

2012年最後の舞台鑑賞はミラノのスカラ座にてサシャヴァルツ振付のコンテンポラリー作品、ロミオとジュリエット。 http://bon-vivre.net/2012/11/28/sasha-waltz-alla-scala-con-romeo-et-juliette/音楽はロミオとジュリエットを主題にしたベルリオーズの交…